修了式です。令和5年度も終わりました。修了式では、よくお話を聞いて立派に式に参加しました。教室では、1年を映像で振り返ったり、先生からお手紙をもらったり、思い出を話したりして過ごしていました。帰りは、1年を終え晴れ晴れとした顔で帰って行きました。また、4月元気に会いましょう。
修了式のお話
3日前の3月19日に6年生が卒業していきました。一人一人証書を受け取り、大きな声で別れの言葉を伝え、心のこもった歌を歌い立派に卒業していきました。
そして、今日は修了式です。みなさんも、今、全員修了証を受け取り、今年1年を修了しました。さて、みなさんは今年1年、どんなことをがんばりましたか。
私は、4月の始業式に、「花さき山」という絵本を紹介し、みんなで思いやりの花畑を1年かけてつくっていきましょう、と話しました。そして、思いやりのある行動や言葉に出会うたびに、校長室の前の掲示板に花を咲かせていきました。その花畑にこんなに花が咲きました。一つ一つ、いろんな思いやりの花です。少し紹介しますね。
まず、今年最初に見つけたこの花は、3年生の女の子が、弱って飛べなくなっていた蝶をパンジーの花にそっとのせてあげたときの花です。これは、2年生で、発表することを忘れて黙ってしまった子が思い出すまで、みんながじっと静かに待ってあげたときに咲いた花です。そして、これは3学期の始業式の朝「石川県の大地震で家が壊れた人がいるから、お正月でもおめでとうを言わないようにしたんだ。」と4年生の子が教えてくれたときに咲きました。最後のこの花は、実は、地域に住んでいるおじさんが教えてくれて咲きました。そのおじさんは、毎朝、6年生の女の子が「おはようございます」とあいさつをしてくれることがすごくうれしいんです、と校長室まで教えに来てくれたのです。
どの花も、どうすると相手がうれしいかな、と考えることで咲いた花ばかりです。きっとみなさん一人一人もいろんなところで思いやりの花を咲かせたのだろうな、と思います。これからも、乙川東小学校に思いやりの花畑が増えていくことを楽しみにしています。
さあ、しばらくお休みです。4月に1つ学年があがった元気なみなさんに会えるのを楽しみにしています。