長い夏休みが終わりました。夏休みの間、家でのんびり過ごしたり、いつも会えないおばあちゃんやいとこに会って遊んだり、新しいことにチャレンジしたり、それぞれ楽しい夏休みを過ごしたことと思います。
さて、みなさんの夏休みに負けないくらい、今日から始まる2学期も、運動会やバスに乗って出かける校外学習、そして6年生は修学旅行……、と楽しい行事がいっぱいです。楽しみにしていてくださいね。
実は今日、みなさんに見てもらいたいものがあります。それはこれです。(数枚のドラえもんの絵)「ドラえもんを知っていますか?」「もちろん知ってますよ。」「じゃあ、ここに描いてみてください。」と言って職員室の先生たちに描いてもらったドラえもんです。
どうですか。ちゃんとドラえもんですか。なんかへんだなあ、と思うドラえもんもいますよね。描いていた先生たちも「あれっ?口はどうだったかな。」「眉毛はあったかな。」「ひげはどう?」と迷いながら描いていました。
「ドラえもん」といえば誰もが知っているキャラクターです。「知らないです。」と言う人はほとんどいません。けれど、この絵を見れば分かるように、私たちの周りには、知っていると思い込んでいるけれど実は分かっていなかった、ということがよくあります。ちゃんと知るためには、しっかり見たり聞いたり、そして時にはよく話し合ったりすることが大切なのです。
友達でもそうです。「あの子は気が合わない。」と思い込んでいる子も、その子の行動をよく見たり、よく話してみたりすると、実はとても仲良くなれることがあります。
勉強もそうです。「計算問題を何回やっても間違えるからもうできない。」と思い込んで諦めてしまうのではなく、もう一回やり方をしっかり聞いてみると簡単にできるようになることもあります。
校外学習や修学旅行での見学もそうです。「インターネットで写真を見たから知ってるよ。」と思い込んでいても、実物をよく見ると写真では分からなかったことを発見できます。
秋に向かって涼しくなってくる2学期は、じっくり見たり聞いたりそしてよく話し合ったりするのにぴったりです。何でもよく見て聞いて話してみることをしてみてください。
ちなみに、私が描いたドラえもんはこれでしたが、このあと、ドラえもんをじっくり見て描いてみたらこんなドラえもんになりました。